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2014月12月14日更新

2026年に完成予定!サグラダファミリアの豆知識

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未完のプロジェクトであり、世界遺産であるサグラダファミリア。バルセロナが誇る建築家ガウディが生涯をかけて取り組んだこのサグラダ・ファミリアは、着工から数えて約130年経ちますが、今なお建築中で未完成です。


しかし未完成ながらにその建築の素晴らしさから2005年に世界遺産に登録されました。


 


以前は完成にはまだほど遠く、あと100年、200年はかかると言われていましたが、近年の建築技術の革新や財政状況の好転により、ガウディ没後100年である2026年までには完成させると、設計責任者が発表しました。


今回は、バルセロナのランドマーであるサグラダ・ファミリアを訪れる前に知っておきたい豆知識をご紹介します。


 
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サグラダ・ファミリアの意味



サグラダ・ファミリアは日本語で「聖家族」と訳されます。そのため日本語では「聖家族教会」とも呼ばれます。


聖家族とは、聖母マリア、夫のヨセフ、そしてイエスのことを指します。ヨセフはスペイン語で「サン・ホセ」。


つまり、サン・ホセを信仰する教会であり、もともとは民間カトリック団体「サン・ホセ協会」が、貧しい人々のための贖罪教会として建築を計画したものなのです。


 
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なぜ未完成なの?



サグラダ・ファミリアが未完成の理由。それは、ガウディが詳細な設計図を書かなかったからです。


全体のイメージは持っていたとされていますが、もしかしたら正確な完成図はガウディ自身にも分かっていなかったかもしれません。


教会の聖堂・ファサード・塔などは部分ごとで必要に応じてその都度設計図を描き、実地の測量や実験を積み重ねて巨大建築の重さのバランスの問題を解決していきました。


 


実際の建築作業は、ガウディ自身やアシスタントが職人たちに、その日の作業内容を模型やスケッチで指示していたそうです。
1926年ガウディが事故死すると、サグラダ・ファミリアの全体像を知る者がいなくなりました。


そしてさらにスペインの内戦でガウディが遺していた模型や実験道具が破壊されてしまい、ガウディの弟子が作成した資料も大半が焼失してしまいました。


しかし、すでにサグラダ・ファミリアが教会として信仰対象となっていることと、ガウディの意思を継ぐ弟子たちがいたこと、そしてスペインの各地には既に数百年かけて建てられた教会があったことなどの複数の要因から、建築はガウディ亡き後も継続されていき、ガウディの設計構想を推測するという形で現在も建築が行われているのです。


 
Heather Cowper


 



財源はすべて個人寄付



サグラダ・ファミリアは贖罪教会なので、財源は個人からの寄付でまかなっています。作品と世評の高まりにより1990年代以降は世界中からの観光客が増加し、入場料での収益が確保できているので、現在金銭面は困っていないようです。


 




建築に携わる日本人彫刻家



現在サグラダ・ファミリアの主任彫刻家を務めているのは、日本人彫刻家の外尾悦郎氏です。約200名いる建築家や石工の中で、最も長く働いています。生誕の門にある「奏楽天使」の彫刻は外尾氏の作品で、東方向を向いている2体の天使は東洋人の顔をしています。


外尾氏によれば「天使がみんな西洋人の顔をしていたらおかしいでしょう」「東洋にも天使がいなければならないのです」。サグラダ・ファミリアを訪れた際は、この東洋人の顔をした天使を探してみてください。


 


 
Jonathan Taglione


 


いかがでしたか。サグラダ・ファミリアの豆知識をいくつかご紹介しました。


1882年に建築が始まり、永遠に未完成といわれていたサグラダ・ファミリア。未完成であることから「生きている教会」とも表現され、「完成しない世界遺産」という点にも魅力がありますが、ついに2026年に完成するとなれば、サグラダ・ファミリアの完成した姿を見られる日が訪れるのが待ち遠しいですね。

2014年12月14日

written

by tabisapo


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