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2015月2月1日更新

【イギリス】絶景だらけの「コーンウォール」の徹底ガイド

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「イギリスといえばロンドン」だけじゃない!イギリスにはまだまだ日本で知られていない素敵な場所がたくさんあります。今回はイギリス人に人気の観光地 コーンウォールの魅力や絶景スポットを紹介します。



コーンウォールの基礎知識



ブリテン島の西南に位置するコーンウォール地方。ケルト人のルーツを持つ住人たちはコーニッシュという独自の言葉を話し、彼らもまたコーニッシュと呼ばれていました。


今ではコーニッシュを話せるのは一部のお年寄りだけで 時代とともにコーニッシュ文化も薄れているようですが近年では自己アイデンティティに対する意識の高まりからコーニッシュを学ぶ若者が増えているそうです。


 



■イギリス最西 端の岬 ランズ エンド



 



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Land's End Signpost


 


ロンドンから西へおよそ320マイル(515km) 最初に紹介する絶景スポットは最西端の岬ランズ エンド。文字通りこの西の果ての断崖絶壁でイギリスはぶっつり終わってしまいます。聞こえてくるのは大西洋の波の音だけ。激しく岩にぶつかる波の音とは対照的に、どこまでも続く水平線を眺めていると吸い込まれてしまいそう。


アメリカ大陸が発見されるまで 世界はここから見える水平線までだった。かつて人々は ここからこの世の果てを見ていたのでしょう。


 



 エイリアンの秘密基地!?  エデンプロジェクト



 



 


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The Eden Project Biomes, South Cornwall


 


 コーンウォールののどかな丘陵地隊に突如現れる巨大な半球体。


これが陶土の採掘場跡地を再利用したエデン プロジェクトなのです。この最先端の技術と造形美の結晶は近未来型核シェルターか、はたまた軍の秘密基地か!?


実はこれらはバイオームと呼ばれる世界最大級の温室。環境保護を目的に様々な研究も行われています。その他、教育施設や展示スペース、イベントホールも備えた複合型環境施設として2001年にオープン。今やイギリス屈指の観光名所となっています。外からも内からも、大人から子供まで楽しめる、1度で2度おいしい エデン プロジェクトは必見です。


 



 アーサー王誕生の地?ティンタジェル城 



 



 


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Tintagel castle ruins


 


ケルトの英雄といえばキングアーサー。伝説の人物ではありますが、彼のモデルとなったケルト人の王が実在したのでは? と、イギリス各地に「アーサー王ゆかりの地」があります。その最有力候補がここ、ティンタジェル城なのです。


荒波によって侵食された むき出しの岩の上に かつての面影を僅かに残す石の壁。天然の要塞の上に造られた強固な城も 年月とともに風化し、廃墟となっています。


一方、お城と反対方向に 道を下ると小さなビーチにたどり着きます。ここには洞窟があり、アーサー王を育てた魔術師にちなんで「マーリンの洞窟」と呼ばれています。洞窟というほどの奥行きはありませんが、アーサー王の伝説に思いを馳せると ちょっと胸が踊ります。 


 


 



自然と人間の織りなす芸術 ミナック シアター



 



 


Martin Hartland


The Minack Theatre Porthcurno


 


イギリスに数ある劇場でも 海に面した野外劇場は見当たらないでしょう。いや、イギリスと言わず 世界中を探しても こんなにも美しい景色と織り合わさった劇場は類を見ないでしょう。


実はこの劇場、ロウィーナ ケイドという女性が一人で 50年もの歳月をかけて断崖絶壁の岩を切り開いて造ったというから驚きです。2度の世界大戦という激動の時代を生き抜いた強さと演劇への情熱もさることながら、このコーンウォールの地を愛すればこその偉業でしょう。劇場の所々にはサボテンなどの植物が植えてありますが、これも彼女が一つ一つ植えたのだそうです。


ゴツゴツの岩肌を一人で切り開いて…と聞いた時は随分とまた逞しい方だな、との印象でしたが、硬くて冷たい岩の急斜面に植えられたカラフルな花や植物からは彼女の細やかで女性らしい おもてなしの心遣いが感じられます。


 




 コーンウォールのハイライトはここ! セント マイケルズ マウント



 


 



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St Michael's Mount


 


この風景に どこか見覚えのある方もいらっしゃるでしょう。そう、ここはかのモン サン ミッシェルの姉妹島という 隠れた名所です。歴史を遡ること12世紀、フランスのノルマンディ公ウィリアムがブリテン島を征服し、この西の果ての地コーンウォールに故郷のミニチュア版モン サン ミッシェルを建築しました。島から一番近くの町ペンザンスや石畳の歩道の出発点の村マラジオンからの眺めも素晴らしいですが、ここまで来たからにはぜひ島の頂上からの対岸の絶景もお楽しみください。


元々セント マイケルズ マウントの保全はイングリッシュ ヘリテッジ サイトの管轄になるはずでした。しかし組織の目的が"イングランドの歴史的建造物を保護する"ことから地元住民の反対にあい、同様の目的で設立された"英国"のボランティア団体ナショナル トラストの管轄になることで合意したそうです。この島が何百年もの間 コーニッシュの人々の心の拠り所だったと感じる話です。


 


コーンウォールでは厳しくも美しい自然の景観はもちろんそこに人口の建造物を融合させた絶景を楽しむことが出来ます。古代ロマンから近未来SFまで、どこを切り取っても映画のワンシーンのよう。地元コーニッシュの文化に触れ、これまでとは一味違うイギリスを体験したい方、コーンウォールを訪れてみませんか?


 

2015年2月1日

written

by tabisapo


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