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2015月2月13日更新

インド旅行の前に知っておきたいカースト制度の基礎知識

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そういえば歴史の授業で習ったような…とか、なんとなく知っている…という感じのカースト制度。


どのようにできたのか、現代ではどうなっているのか、知っておくと旅の味わいも深まるというものです。


インドへ行くのなら、軽く頭に入れておきましょう。


 



ヴァルナvarnaとジャーティjati



 


カーストとはインドの身分制度、ヴァルナとジャーティを指すポルトガル語、英語である。


ヴァルナは4つ。最高位のバラモンから、クシャトリア、ヴァイシャ、シュードラ。これらは親から受け継がれるもので、


バラモンの子供はバラモンに、シュードラから産まれればシュードラになる。産まれた後に変更されることは無い


 


バラモンは司祭として神事に関わり、クシャトリアは王族や武士が属する。


ヴァイシャは庶民、あるいは商人と訳される事が多い。最後のシュードラは労働者、隷民。


その起源はアーリヤ族(サンスクリット語で“高貴な”という意味)がインドの北西部から流入した後、


自分達と原住民を区別したことが起源ではないか、とされています。


 


ジャーティ(生まれを同じくする集団)は数え切れないほど複雑に細分化されており、


今でも農村部や保守的なヒンドゥー教徒は同じジャーティに属する相手としか婚姻を結ばない


おおまかに言うと、農民は農民同士で結婚するもので、散髪屋の男性なら散髪屋の娘と結婚する。


そして男の子が生まれたら父の後を継ぎ、散髪屋になる。


 


それも最近は多少崩れつつあるが、都市部のエリート層など、ほんの一握りでしかない。


 


 



by Borayin Maitreya Larions


 


 


 


 



カーストに属さない人達、その他



 


バラモン、クシャトリア、ヴァイシャ、シュードラ。


 


この4つのヴァルナに属さない、アウトカーストと呼ばれる人たちがいます。


かつて不可触民(アンタッチャブル)、と呼ばれた人たちで、彼らは自分達の事をダリトdalitと言うのだそう。


「もしかして路上で生活しているだろうか」という人や、便所掃除をしている薄汚れた人を見かけたら


彼らがダリトで、旅行中何度も見かけると思います。


 


さらにその下、非公認部族という人たちが最底辺として存在しています。彼らは犯罪部族と呼ばれ、


罪人扱いをされてきたそうです。だからといって他のカーストには移れません…


 


仏教など人間の平等を説く宗教に改宗し、カーストがバレてしまう名前を変えることによって開放される。


という方法もあるのですが、それで解決するほど簡単な話ではないようです。


1950年にインド憲法17条により差別用語の禁止が制定されましたが、今も根強く残っているのが現状です。


 


他にヒジュラーhijra(ヒンディー語で半陰陽、両性具有者)という、女装の芸人カースト(!?)という特殊なカースト…


というか職能集団も存在します。


結婚式や男児の誕生日を祝う儀式に現われ、そこで歌や踊りを披露することを主な生業にしているのだそう。


 


化粧をほどこした男性の顔に、鮮やかな色のサリーを着ている姿は…迫力です。はい。出会ったらラッキー?? 


 


 



by johanan ottensooser


 


 


 




インドのゲーティット・コミュニティ Gated Community



 


ゲーティット・コミュニティとは「ゲートによって囲まれた広大な敷地内」に一軒家が立ち並ぶ、


高級住宅街のことです。その敷地は厳重に警備され、関係者以外は立ち入ることが出来ません


 


 インドでは最近になって、このようなコミュニティーが増えてきました。


手入れの行き届いたゴミの無い庭に、西洋風の美しい建物。停電が多いインドだというのに、


ゲート内では24時間いつでも使用可能という贅沢さ。


下位カーストの者に出会うことも極端に少なく…それはもう、ラクチンで安全な場所


 


 私達旅行者はインドへ行く、というと、長い歴史のロマンだとか何でもごちゃ混ぜのマサラ文化だの、


貧しくともその日を懸命に生きる、輝く瞳をした崇高な人々など、「自分の内面を強く揺さぶられるため」に、


わざわざ混沌としたイメージのインドを旅先に選んだりするワケですが。


 


インドに住む裕福層は、いわば私達が「旅の醍醐味」と感じているものを、極力遠ざけようとしている…


ように見えます。カーストとは、また違う壁ですね。


 


それもインドの持つ一面ですが、何だかショッキングですよ、実際に目にすると。


まるでインド人がインドらしさを否定しているようで…。でも、それは私達日本人も似たようなものかもしれません。


 


 


 


by sandeepachetan.com travel photography


 


 


 


変化が激しく完成形のまったく見えないインド。これからどうなっていくのか…、。


今のうちに、足を運んでみようじゃありませんか?そう、わざわざ混沌の中に


 

2015年2月13日

written

by tabisapo


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