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2015月2月13日更新

独特な響きが魅力的♪インドの民族楽器6選

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神秘的な音色を奏でるインドの民族楽器。たくさんある中でも代表的なものをご紹介。


インドの街角で、あるいはレストランで耳にするかもしれない悠久の響きに想いをはせましょう。


 



神秘の音色 シタールsitar



 


13世紀頃にアミール・ホスロウという人物によって、その原型が作られたとされるシタール


インドの民族楽器というと、真っ先に思い起こされる音色ではないでしょうか。


 


伝統的なシタールは19弦で、右手指先につけられた金属製の爪、ミズラブで弦をはじいて演奏されます。


こういった楽器を撥弦楽器(はつげんがっき)といいます。


 


60年代には有名なロックバンド、ビートルズローリング・ストーンズが楽曲に取り入れたりと、


世界的にはインドを代表する楽器といえるのですが、インドのコンサートではいくつもある楽器のひとつ、


という扱いだったりします。


 


 



         by Patricia Soransso


 



悠久のサロードsarod



 


サロードチークやマホガニーなどの固い木材を1本くり抜いて作られた、シタールと同じ撥弦楽器(はつげんがっき)です。


ココヤシの固い殻から作られたピック(ジャヴァーJava)を使って弾きます。


 


弦は全部で25本ありまして、旋律演奏用が4本、演奏するラーガに合わせて調弦されるジャワーリー弦が3本、


リズムを刻むときに使用されるチカーリーと呼ばれる弦が3本で、残りの15本は共鳴用です。


演奏のたびにラーガの音階に合わせ、繊細な調弦がなされます。


 


※ラーガとは、インドで使用される旋方のことです。ごく簡単にいうと、メロディに関する決まりごと


 


現在の形にいつ頃なったのかは諸説ありますが、このタイプの楽器はかなり古い時代からインドにあったようです。


 


 



         by Jean-pierre Dalbera


 



タブラーtablaのリズム



 


シタールの次に知っているインドの楽器、といえばタブラーではないでしょうか?? ひとことで言うとインドの太鼓です。


アラビア語の太鼓を意味するタブルtablという言葉が、起源ではないかと考えられています。


 


※ちなみに、シタールと同じくアミール・ホスロウという人物がタブラーの原型を作ったとされています。


 多才な人物だったのでしょうか。


 


 


         by ashraful kadir


 


上の画像の右側がバーヤン、左側の太鼓がタブラーといい、この2個がセットでタブラーといいます。


ヒンドゥスターニー音楽の伴奏楽器として用いられてきましたが、今日では世界的に有名な打楽器となりました。


 


※ヒンドゥスターニー音楽 北インドで主流の古典音楽。アラブやペルシャからの影響がみられ、流麗なリズムが特徴。


 



インドのハルモニウムharmonium



 


ハーモニウムといってもいいのですが、インド人の発音は巻き舌だし、というワケでハルモニウム


インドでは一般的な鍵盤楽器で、持ち運び可能な小型オルガンです。用途は多岐に渡っており、


神聖な祈りの儀式から大衆的な楽曲まで、僧侶や声楽家が歌いながら演奏します。


 


他の楽器に比べると歴史は浅く、イギリス統治下にあった時代にもたらされました。


それをインドの伝統音楽に沿う形に改良が加えられ、現在にいたります。


 


西洋が起源のオルガンですが、インドのハルモニウムは見事にインド色に染まっています。


 


 



         by Frank Boyd


 



女神サラスヴァティーが持つ楽器 ヴィーナveena/vina



 


ヴィーナは直径約50cmほどの共鳴器になる空洞の木、または瓢箪の台座2つを約70cmの竿でつないだもので、


全体の長さは約120cm。7本の弦が張ってあり、ピックで弾くことにより妙なる音を出します。


弦の先端には龍の飾りを多く見かけ、その龍の首が演奏者側を向いているものは南インドで使われるヴィーナ。


反対側を向いていたら、それは北インドのヴィーナです。


北と南ではフレットの数が違ったり、北インドではヒンドゥスターニー音楽、南インドではカルナータカ音楽に使われるなど、


時代や土地によって呼び名や使われ方は違えど、つねに愛されてきた楽器です。


 


※カルナータカ音楽 古いインド的な伝統を色濃く残しており、南インドを代表する音楽。


 


そして何といっても、インドの水の神にして学問と芸術の女神、サラスヴァティーが持つ楽器でもあります。


サラスヴァティーはシルクロードを通じて日本にいたり、弁才天となりました。そう思うと親近感が出てくるというものです。


持つ楽器はヴィーナから琵琶に変化しちゃいましたけどね。


 


 



          by Sajith T S


 




素朴な音色に癒される バーンスリーbansuri



 


竹で作られた横笛を、北インドではヴェーヌ、ヴァンシー、バーンスリーと呼び、南インドではプッラーンクラル


ピッラナグローヴィなどと呼びます。指穴は6個と単純な作りですが、吹きこなすのは難しいそうです。


インドへ行くと、この横笛を持って微笑む神様のブロマイド(?)をたくさん見ることでしょう。クリシュナ神です。


 


そんな人気のある神様が持っている楽器なのですが、古典音楽の主奏楽器として使われるようになったのは


比較的最近です。


そこにはいろいろとインド的な事情(カーストなど)があるようですが、私達旅人は自由に音色を楽しみましょう。


 


 



         by Pablo BD


 


さて、6種類の民族楽器を紹介してきましたが、「どんな音色だろう」と興味を持ったものは、あったでしょうか。


インドの暑い空気や喧騒を感じながら、ぜひインドの民族音楽を聴いてみてくださいね。


きっと忘れられない思い出になることでしょう!

2015年2月13日

written

by tabisapo


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