ベルギーの首都ブリュッセルを訪れたら、多くの人が足を運ぶのが「小便小僧」。世界的に有名な像ですが、実際に見てみると「思ったより小さい!」と驚く人も少なくありません。
でも実は、小便小僧にはいくつもの伝説や、1,000着を超える衣装など、知るともっと楽しくなるエピソードがたくさんあります。この記事では、旅行前に知っておきたい小便小僧のトリビアと見どころをまとめました。
小便小僧ってどんな像?
小便小僧(オランダ語で「マネケン・ピス」)は、ブリュッセル中心部の街角に立つブロンズ像です。高さは約55cmほどで、世界遺産のグラン・プラスから歩いて5分ほどの場所にあります。
いま街角に立っているのはレプリカで、17世紀につくられたオリジナルは盗難や損傷から守るため、ブリュッセル市立博物館で大切に保管されています。
小便小僧にまつわる3つの伝説
「なぜおしっこをしている男の子の像がつくられたのか?」については、はっきりした記録が残っていません。そのかわり、さまざまな伝説が語り継がれています。
① 爆弾の導火線を消して街を救った
もっとも有名なのがこの話。敵が街を爆破しようと仕掛けた爆弾の導火線を、男の子がおしっこで消して街を救った――という英雄伝説です。
② 戦場で兵士たちを勇気づけた幼い領主
12世紀の戦いで、幼い領主がゆりかごごと戦場に連れて行かれ、木の上から敵に向かっておしっこをして味方を勇気づけた、という話もあります。
③ 迷子になった男の子が見つかった場所
行方不明になった裕福な家の男の子が、おしっこをしているところを発見され、喜んだ父親がその姿を像にして街に贈った――というほほえましい説も知られています。
どれが本当かはわかりませんが、どの話にも共通しているのは、小便小僧がブリュッセルの人々に愛される「街のシンボル」だということです。
衣装は1,000着以上!着替える小便小僧
小便小僧のユニークなところは、イベントや記念日に合わせて衣装を着替えること。世界各国から贈られた衣装は1,000着を超え、民族衣装や制服、スポーツのユニフォームなど種類もさまざまです。
像のすぐ近くには、これらの衣装を展示するミュージアム「ガルドローブ・マネケン・ピス(GardeRobe MannekenPis)」もあります。どんな衣装を着ているかは日によって違うので、訪れたときに何を着ているかも旅の楽しみのひとつです。
実は「家族」もいる?小便少女と小便犬
ブリュッセルには、小便小僧のほかにも「小便少女(ジャンネケ・ピス)」や「小便犬(ジネケ・ピス)」の像があります。どちらも20世紀後半につくられた比較的新しい像で、小便小僧とあわせて3つめぐるのが通の楽しみ方です。
「がっかり」と言われるのはなぜ?
日本では、コペンハーゲンの人魚姫像、シンガポールのマーライオンと並んで「世界三大がっかり」と呼ばれることもある小便小僧。理由はやはり、想像よりずっと小さいからです。
でも、伝説や衣装の話を知ってから見ると、印象はガラッと変わります。「小さいからこそ、何百年も街の人に大事にされてきた」と思うと、なんだかかわいく見えてくるはずです。
日本でも会える!浜松町駅の小便小僧
実は日本にも有名な小便小僧がいます。東京・JR浜松町駅のホームに立つ小便小僧は、季節やイベントに合わせて衣装が変わることで知られ、通勤客や旅行者の目を楽しませています。ベルギーに行く前に、まずは浜松町で会ってみるのもいいかもしれません。
まとめ
- 小便小僧はブリュッセルのグラン・プラス近くに立つ、高さ約55cmのブロンズ像
- 街角の像はレプリカで、オリジナルは市立博物館に保管
- 誕生の理由には「導火線を消した英雄」など複数の伝説がある
- 世界中から贈られた衣装は1,000着以上。専用ミュージアムもある
- 小便少女・小便犬とあわせてめぐるのがおすすめ
小さな像に詰まった大きな物語を知って、ブリュッセルの街歩きをもっと楽しんでくださいね。
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