皇宮護衛官とは?仕事内容・なり方・向いている人を解説

皇居のお堀と橋

「皇宮護衛官(こうぐうごえいかん)」という仕事を知っていますか? 天皇・皇族の護衛や皇居の警備を担う、日本にしかない特別な職業です。

ニュースで目にする機会は少ないものの、実は国家公務員として採用試験を受ければ目指すことができる仕事。この記事では、皇宮護衛官の仕事内容やなり方、向いている人をまとめました。

目次

皇宮護衛官とは?

皇宮護衛官は、警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属する国家公務員です。おもな仕事は次のとおりです。

  • 天皇・皇后両陛下や皇族方の護衛
  • 皇居・御所・御用邸などの警備
  • 行幸啓(天皇・皇族のお出かけ)に同行しての警衛
  • 儀式や行事の際の警備

ときには騎馬隊として儀式に参加したり、海外からの賓客を迎える場面に立ち会ったりと、ほかの職業ではなかなか経験できない仕事も多くあります。

「身をもって守る」責任の重さ

皇宮護衛官は、万が一のときには自らの身をもって皇族方をお守りすることが求められる仕事です。採用されたばかりの人が、上司からその心構えを伝えられて「大変な仕事についた」と身が引き締まった――という話もあるほど。

それだけに、誇りとやりがいの大きい仕事だといえます。

皇宮護衛官になるには

皇宮護衛官になるには、人事院が実施する皇宮護衛官採用試験に合格する必要があります。試験には「大卒程度」と「高卒程度」の2つがあります。

区分時期(例年)年齢の目安
大卒程度試験6月ごろ30歳未満(生年月日で指定)
高卒程度試験9月ごろ受験案内で確認

受験資格は「〇年4月2日以降生まれ」といった形で、生年月日で決められています。自分が対象になるかは、生まれ年から年齢を確認できる早見表と、人事院の最新の受験案内をあわせてチェックしましょう。

試験は筆記に加えて、面接や身体検査、体力検査などもあります。採用予定人数が少ないため、例年倍率は数倍以上と、狭き門になっています。

採用されたあとは

採用後は皇宮警察学校に入校し、法律や護衛の技術、武道、礼式などを学びます。その後、皇居や各地の御用邸などに配属され、現場での経験を積んでいきます。

皇宮護衛官に向いている人

  • 責任感が強く、規律を守れる人
  • 体力に自信があり、日ごろから体を鍛えている人
  • 落ち着いて状況を判断できる人
  • 日本の伝統や文化に関心がある人

まとめ

  • 皇宮護衛官は、天皇・皇族の護衛や皇居の警備を担う国家公務員
  • 人事院の皇宮護衛官採用試験(大卒程度・高卒程度)に合格すると目指せる
  • 受験資格は生年月日で決まるので、年齢を早めに確認しておく
  • 責任は重いが、ほかでは得られない誇りとやりがいがある仕事

「人とは違う仕事に挑戦したい」という人は、選択肢のひとつとして調べてみてはいかがでしょうか。

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