「公務員試験は倍率が高いから難しい」――そんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
でも実は、発表されている倍率の数字だけを見て判断するのは危険です。この記事では、公務員試験の倍率にまつわる3つの「カラクリ」を解説します。
目次
カラクリ① 「申込者数」には受験しない人も含まれている
倍率の計算に使われることが多いのが「申込者数」。でも、申し込んだ人が全員試験を受けるわけではありません。
- 民間企業の内定が決まって受験をやめる人
- 「とりあえず申し込んだ」だけの人
- 併願先と日程が重なって受けない人
こうした人も申込者数には含まれているため、実際に試験を受けた人だけで計算すると、倍率はもっと低くなることがよくあります。
カラクリ② 「記念受験」の人も少なくない
公務員試験は受験料がかからないものが多く、気軽に申し込めます。そのため、十分に対策をしないまま受ける、いわゆる「記念受験」の人も一定数います。
つまり、しっかり準備した人どうしの競争は、数字ほど激しくないことも多いのです。
カラクリ③ 「最終合格」と「採用」は別もの
特に国家公務員では、最終合格はゴールではありません。最終合格したあとに各省庁をまわる「官庁訪問」があり、そこで内定をもらって、はじめて採用が決まります。
たとえば2025年度の国家公務員一般職(大卒程度・行政)は、申込者が約1万5,000人、最終合格者が約5,800人でした。申込ベースの倍率は約2.6倍ですが、実際の勝負どころは「最終合格のあと」にもあるということです。
倍率よりも大切なこと
- 受験資格(年齢)を確認する:公務員試験は「〇年4月2日以降生まれ」のように、生年月日で受験できる人が決まります。年齢の上限は試験によって違うので、生まれ年から年齢がわかる早見表などで早めに確認しておきましょう。
- 筆記と面接の両方に備える:近年は面接や人物評価を重視する傾向が強まっています。
- 併願先を上手に組み合わせる:国家・地方・独立行政法人など、日程が重ならない試験を組み合わせると、チャンスが広がります。
まとめ
- 発表される倍率は「申込者」ベースのことが多く、実質はもっと低いことがある
- 記念受験の人もいるため、準備した人どうしの競争は数字ほど激しくない
- 国家公務員は最終合格のあとの官庁訪問も重要
- 倍率より、受験資格の確認と計画的な対策が大切
数字に惑わされず、自分にできる準備をしっかり進めていきましょう。
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